東大宮にも始めて降りた。
駅の西側に出た所を南北に走る第二産業道路を北に10分程歩くと道沿いにある。
国道沿いには言葉は悪いが場末の屋根の低いスナックやラウンジ、中華屋などがぽつぽつと点在。不景気な地方都市というような雰囲気で寂しい道程。
永福町「大勝軒」や埼玉「羅麺家 匠」に居た店主が開店した店らしい。
店に着くとノーゲスト。「壱兆そば」630円を注文して待つ間、程なく若い客が二人入店したが基本的にはいつもこのような雰囲気であろうか…
店主が好きなのか森高千里のアルバムがかけられた店内で待つ間、店主一人で作る様子を見ていたがどーも多少乱暴な雰囲気で見ていても少し雰囲気が良くない…
店主は表情も冴えないし出来上がったラーメンを客に出す雰囲気や受け応えも芳しく無く客が少ない事も手伝い居心地が正直悪いのだ。
店主は良く言えば職人堅気なのであろう…接客はまるで駄目な様子。
国道沿いの他の普通のラーメン店が多少は客入りしていながらこちらの店がノーゲストというのであればそういった理由以外には考え難い。
出されたラーメンは思っていた以上にあっさりとした味わいで鶏ガラと魚介素材の利いたスープで柚子とコショウが強めにきいたスープ。
麺との絡みはまずまずで歯ごたえある多少ちぢれた麺がスープに絡む。
チャーシューは普通かな。あじたまは滋味深く甘い黄身が印象付け美味。
スープは供する際に小鍋でその都度合わせる為にラーメンの丼を持てないくらい熱々で出てくるのが良い
(小鍋は最近かなり多く見る。一杯一杯コンロに火を付けて鍋を用意して・・とかなり手間がかかるのが見ていてもよく判る作業です)
大きなお世話だが店主はラーメン作りに集中し愛想の良いスタッフのホール担当が居たほうが良いと感じる。
現状では客が現状維持はあっても増える事は無いと思われ、やる気が無い雰囲気は見ていても寂しい。
最近よく感じるのは店は古くてもクリンリネスが悪い店はまた行こうと思いづらい。
ラーメン屋の場合、よくあるカウンターに着席すると厨房の中が丸見えの場合がほとんどで
店が新しい、古い、という部分を差し引いても、個店差がある。
「麺屋 武蔵」などは特に行き届いていてカウンターから厨房内の床が見えても、麺一本落ちていない。
その店の常連客が増やせるかどうかはそのあたりも無関係では無いと感じる。
それにしても大宮駅の乗り換えは判りづらいな…